[ ホーム ] [ 上へ ]

 

 凝固解析技術は鋳造方案支援の有効なツールとして、鋳造現場に普及している。当社は鋳造方案の最適化、リードタイム短縮、高品質・低コスト鋳鋼品の製造を目指し、早くから凝固解析技術を導入し、活用している。また、複雑な形状を有する大型鋳鋼品を短時間で処理でき、かつ計算コストを最大限に下げることを主目的として、1990年から独自の解析技術で凝固解析ソフトを開発し、1994年から当社苅田工場に実用化した。
 一方、情報化社会が急速に進む中,情報(IT)技術を駆使し、鋳造品設計業務を効率化させることはますます重要になる。当社は1998年より米国PTC社ハイエンド三次元CAD−Pro/ENGINEERを導入して以来、鋳鋼品の製品設計、生産準備及び製造工程(CAE/CAM)まで、活用しています。
1、凝固解析ソフト
MESCast




当社(株・前川電気鋳鋼所)が独自で開発した三次元モデルに基づく鋳物凝固解析システムです。三次元モデリング機能、3D-CADとのインターフェース(STL形式)、物性値データベース、自動メッシング、高速解析機能、解析結果の可視化など、現場のニーズに十分対応できる機能を備えています。MESCast v1.2 for Windows95/98/NTは1999年2月リリースした。
SOLDIA コマツソフト社が開発した鋳造CAEシステムで、当社は1992年にSOLDIA-EX2.0を導入した。
2、三次元CAD
Pro/ENGINEER
米国PTC社が開発したハイエンド三次元CADシステムで、当社は1998年導入した。